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あなたは主人公!?

今日は、『主人公(しゅじんこう)』についてお話します。

あなたご自身のことです。

 

「われわれは自分自身の主人ですよね」

 

今、変な言い方だね、当たり前じゃん!

と思われた人がおられましたら、

その方にお聞きします。

 

あなたは、自信を持っていつ、如何なる時でも、

ご自分がご自分の主人であると明言できますか?

 

ちょっと大きな地震がきたら、あたふたあたふた。

これでは、自信を持って主人公とご自分を言えませんよ。

 

自分と言う主体性が常に明確になっていて、不動であること。

これが主人公と言う意味です。

 

さあ、いかがでしょう?

あなたは何事にもしっかりとご自分を見詰めていらっしゃいますか?

そして、その行動はご自分からでてきたことと明確に断言できますか?

 

『惺々著(せいせいじゃく)』と言う言葉があります。

中国の瑞巌禅師が仰った言葉ですが、この方、毎日ご自分に向かって、

 

「おい、主人公よ! 惺々著かい?」と尋ね、

「はい、ちゃんとはっきりと目覚めております!」

 

とご自分でお応えになられたそうです。

 

如何なる時もご自分の主体性を見据えておられたのでしょう。

近代哲学の父とされるデカルトの「我思う、ゆえに我あり。」は、

まさにこの考える主体を自己とした発言ですが、中国では、もっと

古くから本性の自己(真実の自己)を見詰めていたんですネ。

 

余談ですが、「坐禅」の坐は、土の上に2人が向かい合って

対話をしている様子を表しています。

ここには、あなたと他の人が居る訳ではありません。

つまり、本来本性の自己と現実界に今いる自分が

対座して対話していると考えていただくと解りやすいですかネ。

ご自分の内を観ることを表す字です。

 

また、コーチングでは、「聴く」と言うスキルをお伝えするときに、

細胞の話として、「オートクライン、パラクライン」と言う

お話をよくさせていただきます。

 

一つの細胞が情報を他の細胞に伝えるとき、

シナプスと言う回路を相手の細胞に接触させ、情報を移動させます。

これを相手の細胞から見ると、自己以外の細胞が分泌した

因子(ホルモン)の影響を受ける事となります。

このことをパラクラインと言います。

 

そしてここが大切なのですが、今相手に出した情報と同じ情報を

自分で自分の細胞にシナプス(回路)を突き刺すことで、

自己が分泌した因子を自分にも戻します。

このことをオートクラインと言います。

 

細胞の話はそのままわれわれ人間にも当てはまります。

細胞の集まりが人間を作っているのですから。

 

つまり、人は人に話をしながら自分でも

自分の話を聴いているということです。

 

突き詰めていきますと、常ににあなたは、

もう一人の本性の自分に語りかけていることになるんですネ。

 

だから、ご自分の「主人公」からは逃げる術はないのですよ。

 

自分の人生なのだから、順風満帆に進んでいるときも、

逆境にあるときも、どのような環境においても他者や環境に

流されることなく、自分自身の考え、信念を持って、

分を果たすことが大切ではないでしょうか?

 

自分が常に自分にとっての主人公という意識を持って、

常に自分の五感を研ぎ澄ますことで、

それまで聞こえなかったことが聴こえてきたり、

見えなかったことが、観えたり、

感じたりするのではないでしょうか。

 

そうすることで、どのような環境に置かれようとも、

すべてを敢然と受け入れることができる自分が

そこに在るのではないかと思います。

 

受け入れると言うことは、流されて従うこととは違いますヨネ。

敢然と受け入れることが大切です。

 

敢然と生きることを良しとしてこれから先を進みましょう。

 

あなたは絶対に逃げることのできないご自分から、

逃げようとしていませんか?

 

今日はここまでお読みいただきありがとうございます。

クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。

 

下記のようなセミナーを行います。

ご覧ください。

 

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