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二十四節気 「芒種(ぼうしゅ)」、七十二候、第二十五候「蟷螂生(かまきり/しょうず)」です

 

おはようございます。

ここんとこ暑さのせいでしょうか、頭クラクラ、気持ち悪さも相まって熱中症の様相です。

やることがあるのですが、この状態では何も手につきません。

でも、季節の変わり目だからコレだけは
伝えなければとの使命(四迷)をもってお話しします。

でもお天気は良く、小鳥が清々しく鳴いています。
無理しないでねとクマジョが入れてくれたコーヒーの
香りが鼻を擽り、ぼんやりと靄がかかった頭を
徐々に五月晴れにしてくれています。

こんな過ごしやすい天気なのですが、もうすぐそこに
「梅雨」が近づいているなんて想像もできないですヨネ。

「へっ? もう梅雨に入るの? つゆ、知らず。」
なんて、竜神様が慌てて雨降りの準備を急いでいるんじゃないかな?

今日からは、二十四節気でいうところの、

「芒種(ぼうしゅ)」となります。
芒(のぎ)ってご存知ですか?

稲とか麦の穂を近くで見たことがある方は、
穂の先に針のような尖りがあるのを
ご覧になったことがおありではないでしょうか。

この部分のことを芒と言います。
これが衣服に付きますとなかなか取れないんですヨネ。

このような状態は、我々凡人には、面倒くさい、
邪魔なものと見えてしまいがちですが、

100年以上も前にいらした、
ジョルジュ・ド・メストラル氏は違いました。

このくっ付くのって面白いナア、なにかできそう!
このように思い、試行錯誤の結果、出来上がったのがベルクロです。
日本では「マジックテープ」と言う方が、馴染がありますかね。
衣服のファスナーとして使われる便利物です。

イノベーションを起こす人は何を見ても、
どんなふうに利用加工が出来るか観えてしまうのですネ!

さて、話が逸れましたので、戻しましょ。
この節気は、もう芒の穀物の種まき、苗植えの季節だよと我々に
教えてくれているんです。

麦の刈り取りや、田圃の苗植えの時期は、梅雨の時期でもあります。
麦の刈り入れや、田植えをもう少し後でもいいや、
などとのんびりしていては、すぐに毎日、
雨が降ってきて、作業が捗らなくなってしまいます。

いやあ、そんなこと、つゆ知らず・・。

なんて言ってられませんよね。

我々の日常も同じです。
もうちょっと後でも・・。

ダメですよね。
「いつやるの? 今でしょ!」

(ちょっと古いナア ヾ(@°▽°@)ノ)

まず、行動しましょ。 (To You.)

一方、七十二候では、第二十五候、

「蟷螂生(かまきり/しょうず)」です。

蟷螂の卵はフワフワしたマシュマロのような感じですが、この中に数百匹が入っていて、これが一斉に孵化する様は、蜘蛛の子が孵化するのと同じくらいおぞましい。

なんせ、孵化して出てくる姿が、ギョロっとした目、
文字通り鎌のような手がすでに出来上がり、すぐにも餌となるトカゲなんかにも襲い掛かる始末。クマは好きじゃない!

好きじゃないけど、生きとし生けるものの
生命力の素晴らしさ。

また、これらを仔細に観続けてきた日本人の感性の素晴らしさ。

やはり、クマは七十二候が好き!

この梅雨の時期、なぜかしらアンニュイなあなたに。
少しでも軽くなればとお話しました。

梅雨に To You  (ノ_-。)

<時候を表わす季語>

「皐月(さつき)」とは、陰暦5月のことですから、
丁度、6月のこの頃にあたります。

以前にも言いましたが、「さ」とは田の神を指しますので、
この月は田の神に山から下りてきていただき、
田植えを手伝っていただく重要な季節なんです。

さらに、この田の神が水を運んできて、
田圃に水が下垂る様を「さみだれ」と言い、
旧暦五月の候と言うことから、

「五月雨」と言う漢字を当てました。

また、この季節は長い雨が降り、月すらが
見えないと言うところから、「月みず月」と言う季語まで生み出しました。

長く雨が降って空が暗いところに吹きこむ
湿り気を持った暖かな南風を
「黒南風(くろはえ)」などとも言います。

<時候を表わす色>

これだけの雨が集まるのですから、
色としては、「水色」を採り上げましょう。

古代に於いて、水は畏れの対象であったかと思われます。

人間のみならず、この世にある動植物は水がなければ生きていけないのです。

また、四方を海に囲まれた我ら海神族(わだつみぞく)は、
紺碧の海に対して憧れと恐れを持って生きてきたのではないでしょうか?

水は、清浄の証であり、禊の基でもあります。
この「水色」を自分の衣に取り込むことで自分自身を清浄化しようとしたのでしょうか?

「水色」は、淡い藍色で表現されます。
この水色に青を強く深くした

「紺碧(こんぺき)」、青々青の海。

まさに青の中の青。
この青が群れ集まった、濃い紫がかった青を

「群青(ぐんじょう)」と言います。
これら水の色をさらに際立たせるものが「空色(そらいろ)」でしょう。
紫がかった青色を指す空色ですが、空色が無色の水に融け込んで水色ができたのかも知れませんネ。

今日はこの辺で。ここまでお読みいただき、ありがとうございます。
クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。

こんな話をワークショップにしました。詳しくは下記をクリックしてご覧ください。

 

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