2月2日は、灸すえ(やいと/すえ)とか、 二日灸(ふつか/きゅう)
おはようございます。
今日はあなたのところはどんなお天気でしょうか?
東京は、真っ青な空で、日差しがポカポカとすら感じます。
でもネ、日差しが暖かいからと言って外にずっと居ますと、
足元から身体全体にアナの女王から氷の息吹きの
プレゼントがありますので、お気をつけください。
このような状態ですと、血流が悪くなり、
肩が凝ったり、腰が痛くなったりいたします。
(いえいえ、クマが年寄りだからかも知れません。)
そのようなときには、灸が宜しい様です。
今日、2月2日は、灸すえ(やいと/すえ)とか、
二日灸(ふつか/きゅう)と呼ぶ地方が多くありました。
旧暦の習わしなので、今もこの風習が
多く残っているかは定かではありませんが。
新年になって最初に灸を据える日が
二月二日と言われています。
江戸時代の本草学者・貝原益軒は、
『養生訓(ようじょうくん)』の中で、
「寒い時期の2月と暑い時期の8月は身体が弱り、
胃腸が弱りやすいので、お灸を据えることが効果的である」と言っています。
これは、この時期には身体の陽気が著しく低下しているため、
火気(灸)をもって土気(身体)を補うと記しており、
理に適っていると思います。
また、2月のこの時期は正月で身体を動かさなかったために、
身体中が強張っており、これをほぐし、これから始まる
農作業への身体を起こすためとも考えられます。
さらに、山形の庄内地方の風習として、
「皿灸」と称する風習が残っています。
これは、皿の上に灸を据え、神棚に奉したのち、
家長から順に、頭の上に乗せて、無病息災を願ったもので、
ちょうど、七十二候の周期が一回りして、
ガラッと陽気が変わるこの期に悪が入り込まないように
との風習であろうかとクマは思います。
新しい風習では、今日は「夫婦の日」だそうです。
明日の節分会には、奥様からくれぐれもお豆を投げつけられて、
外に追い出されないよう、今日からこころを入れ替えて、
奥さん孝行に励みましょう、ねえ、諸君!!
今日はここまでお読みいただき、ありがとうございます。
クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。
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