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ストレスは悪いものか?

おはようございます。

コロナがまだ終焉していないのに、ここにきて、世界情勢が大きく動いています。

我々日本人は、まだまだ世界の動きの怖さを感じていないようですが、

ウクライナの人々には目の前に「死」が突きつけられています。

 

全てを否定してしまう「死」に対するストレスは、直接被弾していなくとも、

死に至るほどのストレスを発生します。

ストレスの掛かり方が寿命にも大きな差が出てくるかも知れないのです。

 

2012 年、ハーバード大学の発表論文で興味深い内容がありました。

 

8年間に亘って3万人を対象としたストレスと健康についての追跡調査で、

「ストレスをこの一年で感じたことがあるか?」と言う質問に

ハイと答えた人に続けて、「ストレスは身体に影響を与えるか?」と質問しました。

 

影響を与えると答えた人の死亡率が43%が高まったとの結果が出ました。

さらに驚くべきことに、ストレスは身体に影響を与えないと

言った人の死亡率は非常に低かったとの結果でした。

 

ここから、アメリカの健康心理学者であるケリー・マクゴニガルは

2013年のTEDで「ストレスを身体に悪い影響を与えるものだと考えると、

例えば、心臓への血管壁が収縮することが知られており、

これが心不全を引き起こす一因とされているが、

ストレスは反対に心臓を早く動悸させることで、能に新鮮な血液を

より多く送り込み、そのストレスを与えた内容に素早く行動する

ために役立つとすら言える」としています。

 

そしてこのようにストレスをマイナスイメージで捉えない人の血管壁は、

動悸が高くなったとしても、血管の収縮は見られなかったと言っています。

このことから、彼女はストレスに対する捉え方次第で

健康に害を与えない場合があるとしています。

 

いかがでしょうか?

われわれは、「ストレス」が悪いものだと教え込まれてきましたが、

一方では、「ストレス曲線」に見られるようにストレスが少なすぎる

場合には生産性が上がらず、ストレスが高すぎる場合にも

生産性が落ちるので、生産性を高めるためには適度なストレスが必要とされます。

どうですか?

このように見てきますと、そもそもストレスは

人間にとって病気の本と考えるとべきなのでしょうか?

実は、ストレスは人間にとって有用なものなのではないでしょうか。

次回は、ストレスホルモンと言われるものの中に

われわれの生活にとても重要な要素を持つものを紹介しましょう。

今日はここまでお読みいただき、ありがとうございます。

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