「白露(はくろ)」、七十二候の第四十三候「草露白(くさのつゆ/しろし)」
おはようございます。
富士山に雪が掛かっています。
寒いはずです。
二十四節気では、「白露(はくろ)」です。
七十二候の第四十三候「草露白(くさのつゆ/しろし)」と
ともに露と言う字が入っています。
季節が変わるのですネ。
露は、夏が終わり秋になってくる証しみたいなものです。
これから春先まで露が見えます。
白い露のイメージは、草木に降りた露が透明ではなく、
白濁したように見えたところから出来たということです。
日中晴れていて、夜間に雲がない状態ですと、
未明に放射冷却によって、地表が急激に冷えて露が発生します。
目次
芋の葉っぱ
おイモの葉っぱのお皿の上に、産まれたばかりの露が2粒、3粒。
お日様、やさしく声かける。
「おはよ。」
お日様の光をいただき露たちは、赤色、黄色、緑色へと、
色づいた自分の身体がうれしくて、
葉っぱの上であっちいったり、こっちへきたり。
「おはよ。」「おはよ。」「おはよ。」
元気に葉っぱの運動場を駆けはじめる。
露の美しさについ、陽気になってしまったクマです。
(えっ!? 陽気じゃなくて幼稚でしょ、って! (≧▽≦) )
露が降りた日は、晴れると言います。
今朝、あなたは露を見つけられましたか?
えっ? 露知らずなんて面白いことを仰ったのは
どなた?
<時候を表わす季語>
日の本では、古より「イモ」を主食としてきました。
「芋」はこの季節美味しくなりますので、
この時期の季語となっています。
「そうそう、少し寒くなってきたから、焼き芋は
やっぱり美味しいヨネ。」って、
ちょっと違いますヨ。
この季語で言う「芋」は、里芋(サトイモ)です。
あなたが仰っているいもは藷、所謂、さつまいもです。
この他にも、薯と書くやまいも、ながいもがありますが、
残念ながら季語はさといもだけなんです。
この里芋の子芋を皮ごと蒸すか、茹でたものを
「衣被(きぬかつぎ)」と言い、これも中秋の名月には
つきものの料理です。
そうそう、中秋の名月とともに
「芋名月(いもめいげつ)」も楽しい季語です。
秋の七草
<時候を表わす色>
皆さんは、「秋の七草」を諳(そら)んじることはできますか?
萩(はぎ)、桔梗(ききょう)
葛(くず)、藤袴(ふじばかま)
女郎花(おみなえし)
尾花(おばな)、撫子(なでしこ)
秋の七草
と万葉歌人の山上憶良(やまのうえのおくら)が
詠まれたように五七調で言えば覚えやすいのではないでしょうか。
この時期ともなれば、この秋の七草に見える色が代表的なものでしょう。
「萩色」は、淡い赤紫の色。
「桔梗色」は、桔梗の花を思いいただければお解りの通り、濃い青紫の色。
「藤袴色」は、淡い薄紫の色。
「女郎花色」は、これまでの3つとは違い、紫系統ではなく、明るい緑がかった黄色。
「撫子色」は皆さんご存知の大和撫子の字の通り、可憐な女性を彷彿とさせるちょっと紫がかった薄紅色、ピンク色といったほうがよろしいでしょうか?
尾花、これは芒(すすき)ですが、色名にはありません。
葛も同じく色名にはありませんが、この時期、
見る人のこころを癒やす色ではないでしょうか。
今日はここまでお読みいただき、ありがとうございます。
クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。
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クマ