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冬至、柚子湯に入って邪気祓い

おはようございます。
すっきりとした青空です。
マイナス1度。
寒いですが、富士の山が高く、凛としています。
今日は、冬至です。
柚子湯に入ってほっこりしましょ!

目次

思い込みは情報の流れを自分で止める

落語をお聞きになられた方はご存知でしょうが、
その日の寄席に掛けられた題目を繰り返すことは
基本、禁じられているようです。

ですから、噺家が自分の出囃子にのって高座に
座るまで、何を話そうか迷いながら、枕話をし、
お客の反応を伺ってから、
話を決めることもあるようです。

「え~、クマさんやい」
ってクマを呼ばれても、クマは噺家ではなく
ブログ家でございやすから、講座(こうざ)は持てません、
てなことで、こんなお話を。

え~、お話をしておりますと、ご自分の言っていることしか
聴こえない方がたまにいらっしゃいます。

このような方って、実は、ご自分の言っていることも
聴こえていないようです。

人間の細胞の情報伝達手段を見ますと、
一つの細胞から次の細胞に情報を流す際には、

次の細胞に情報を流すと同時に自分にも同じ
情報を流すんですネ。

これをパラクライン、オートクラインと前回も
言いましたが、われわれ人間も同じです。

相手に伝える情報を自分の頭にも伝えることで
自分でも情報の確認をするんですネ。

だから、相手に話を聞いて貰っている最中に、
相手からヒントも貰ってないのに、自分で
解決策が浮かんでくることってありますよね。

これは、オートクラインが働いているからでしょ。
自分の言っていることも聴こえない人は、
劣暗い(おーとくらいん)と言います。

思い込みと言う自分の枠を持ってしまいますと、
周りの声、音や本来そこにある景色に
自分勝手なフィルターをかけて
見えなくしてしまうことがあります。

自分には興味のない話になると、
「クマさん、その話は自分とは関係ないんで・・。」と、
急にそっぽを向いてしまう方がたまにいらっしゃいます。

なんか、せっかくコミュニティを創ろうとしても、
これじゃあつまんないですヨネ。

と言うことで、ここから本題。
「自分の枠を外して粋になりましょ!」と言う話です。

枠を外す ⇒ 粋になる

枠を外す ⇒ 粋になる


私はこのような言葉遊びが好きです。
ちょっと強引に行きます(going my way !)が、
お付き合いください。
これって、さっき言ってた
自分勝手な人の事じゃん。 (;^_^A

閑話休題。
まずは漢字の話。

「枠」の右側、九に十ですが、
卒のそつと言う漢字の俗字です。

この卒は、終に(ついに)とか、
一番深い状態を指す漢字ですので、
木で囲み、形を変形させないようにするのが枠です。

例えば、お茶室に炉が切ってありますが、
その炉を守るように、「炉縁(ろぶち)」を
嵌め込みます。

土で固めた炉を崩さないように、
形を変形させないための工夫です。
これが枠の意味ですネ。

さて、この意味を当てはめて、
「粋」と言う漢字を考えて見ましょう。
「米」偏が付いていますので、粒が揃っていて、
不純物のないお米の精白された状態を指します。

このような意味合いから、
「粋」とは、自分を磨き上げて、
自分を誇示せず、他者のことを
慮る意気がある人のこと、
あるいはその状態を言っても
いいんじゃないでしょうか?

ちなみに、江戸後期の作家、喜田川守貞が著した
「守貞漫稿」の中で、「粋」について
次のように書いています。
ちょいと好きな文章なんでのっけてしまいやす。

「京坂(字ママ:大阪、京都、関西を指す)は
男女ともに艶麗優美を専らとし、かねて粋を欲す。

江戸は意気を専らとして美を次として、
風姿自ずから異あり。これを花に比するに
艶麗は牡丹なり。

優美は桜花なり。粋と意気は梅なり。
しかも京坂の粋は紅梅にして、
江戸の意気は白梅に比して可ならん。」

こんな風に言ってます。
なお、この文章中の「粋」は「すい」と読みます。
純粋の粋です。

長々と書いてきました。
不意に酒(ふぃにゅっしゅ)です。

日本酒の大吟醸は精白50%以上です。
精白を深めることで美味しい酒ができます。

我々のこころも精白可能な限り
精白することが大切です。

枠をいつまでも抱え込んでいるのではなく、
自分を磨きましょう。

枠をはずして ⇒ 粋 になりましょ。

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