質問するってどうするの?
おはようございます。
今日は、ちょっと変わったスキルをお話します。
質問をするスキルがあります。
今回お話しするのは、厳密には質問をするスキルではないのですが、
クライアントには、質問する以上に効果があるときがあります。
これは私のオリジナルです。
2つ、紹介しますが、今回はこれです。
「ただ黙って聞く」
1、まず、「ただ黙って聞く」です。
コーチング・スキルをお話しする時、最初に必ず、
わたしはコーチングというのは、相手の話すことを
「聴く」ことが重要だ、これが全てだと言っています。
しかしながら、今日は真逆のことをお伝えします。
相手に質問をすることで、相手自身に気づきが生まれるのですが、
時によって、ただ話を聞いてもらいたいだけの時があります。
相手が急速に成長していて、そのことに自分自身で戸惑っていたり、
モチベーションが高すぎる自分を抑えられないような場合、
彼(彼女)は自分でも収拾がつかなくなっており、
ただ、すべてを聞いてもらいたいと思っています。
コーチとしては、どんなに話が間違っていようが、最後まで聞いてあげること、途中で遮らないことが大切な時間です。
このような詩があります。
グレン・V・エカレン著『豊かな人間関係を築く47のステップ』(ディスカヴァー刊)からの抜粋です。
『話を聞いてくれと言うと、あなたは忠告をはじめる
私はそんなことを頼んでいない
話を聞いてくれと言うと、そんなふうに考えるものじゃないとあなたは言う
あなたは私の心を踏みにじる
話を聞いてくれと言うと、私の代わりに問題を解決してくれようとする
私が求めているのはそんなことではない
聞いてください! 私が求めているのはそれだけだ
何もいわなくていい、何もしてくれなくていい
ただ私の話を聞くだけでいい
忠告など安いものだ
新聞を買うお金さえあれば
いろんな有名人が人生相談に答えてくれる
それくらいは自分でできる
たしかに少し弱気になり、迷ってはいるが
それくらいなら自分でできる
だから、ただ私の話を聞いてください
そして、もしあなたが話したいのなら
自分の順番を待っていてください
そうしたら、私もあなたの話を聞きましょう』
どうですか、「ただ黙って聞く」ことは大切でしょ。
ここまでお読みいただき、ありがとうございます、
高柳昌人でした。