「お花見」の季節
おはようございます。
どうです? 皆さんのところの桜はどの位開きましたか?
徳経では昨日、「満開」宣言が出たようです。
「花見」の季節なんですね。
一機に桜が開かず、花冷えを繰り返しながら、桜が満開に近づいていきます。
ちょいと浜離宮恩賜庭園あたりの桜を散策し、お昼過ぎにゃ、美味い魚と旨い酒。
これに限るんじゃないノ!!
古来、サクラと呼ばれる花は、現代の我々が言う「桜」とは限らないのですね。
例えば、辛夷(こぶし)を、「田打ち桜」と呼ぶ地方があります。
これは、この時期、田圃を耕し、苗植えの準備をするために、
この時期に咲く花を目安としたのですネ。
でも、辛夷は、われわれの言う桜とは違うのに何故、「サクラ」と言うのでしょう?
民俗学的見地からしますと、「サ」とは、田の神を指します。
例えば、田植え前の行事を、「サオリ」、田植え後の行事として「サナブリ」と呼ぶ行事がありますが、「サオリ」とは、「サ(田の神)」に山から降りてきていただき無事に田植えができるようにとお願いをする祭りですし、「サナブリ」とは田の神に、無事に田植えが終わりましたとお礼をして振る、つまり山にお帰りいただくようにお送りする祭りです。
また、皆さん、「早乙女(さおとめ)」という言葉をお聞きになられたことはありませんか?
田植えのときに、新しい仕事着に、赤い襷(たすき)をし、編笠を被った女性たちのことを早乙女と言いますが、これなんかも、「サ」の「オトメ」ですから、田の神に奉仕する女性と言う意味でしょう。
このように考えますと、「サクラ」は、「サ」である田の神が宿る「クラ」、依代(よりしろ)と言うことになりますネ。そうであれば、我々が呼ぶ「桜」だけではなく、この田植えの時期に花咲くものの総称とも言えるのではないでしょうか?
そして、「花見」そのものが、古くこの時期に行われていた「山遊び」の一種と言えるのではないでしょうか。
冬の間、家から外に出ることが出来なく、ようやく春めいてきて、身体を動かし、田植え等の仕事を前に、体力をつけることと、この時期に咲く花を見ることで、田植えの時期を知るという2重の意味合いで花見を考えれば理解しやすいのではないでしょうか?
この素適な春の日差しの中、ゆったりと山を散策なさって、神様と対話を楽しんではいかがでしょう。
今日はここまでお読みいただき、ありがとうございます。
クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。
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