江戸時代から日本は「資本主義社会」!?
おはようございます。
民主主義を唱え、グローバル化に向かって邁進して
いたはずのアメリカが、ナショナリズムを提唱し、
それに追随し、グローバル、グローバルと声高々に
叫んでいるわが国では、隣の住民がどんな人なのか
すら解らない。
こんな時代、何か変。
「米国を信頼し、より強固な同盟を」と仰る方の
呑気さには怒りを通り越して呆れてしまう。
かの国は、米の国だから、我が国と一緒だとでも言いたいのか?
そう思っているのなら、我が国の食料自給率を少なくとも、
主要食品を100%にしてから考えた方がいいんじゃないの?
他の先進国は、当然のことながら100%を超えており、
また、工業国と思われがちなアメリカにおいても
主要食品の自給率は100%を超えている。
さらにドイツに於いては嘗て日本と同じで食料自給率を
100%を下回っていたが、この危険性を数十年前に気づき、
今では150%ほどとなっている。
どんな時代になっても、国の基盤は、自給率なのではないか?
日本の数十年前と言えば、1970年代に「減反政策」を始め、
「ブルドーザー」と呼ばれた人物により二度と田圃や畑が
できなくなった土地が急激に増えてきた。
このような愚行を続けた結果が自分の国の国民の口も
養えない愚かな国となり下がった。
揚句の果ては、「今、早急になさねばならないのは、防衛費の増大」
こんな言葉が日本の首相から出るなんて?
今、やることは違うだろ、
なんて愚痴の一つもでるって次第。
江戸時代の末期に、福井藩の横井小楠の弟子であった三岡八郎、
改名して、後の明治政府の最初の御用金穀取締(大蔵大臣)となる
由利公正がおこなった福井の農民と武士を巻き込んだ藩政改革によって
信用社会から信頼社会への変換を成し遂げ、福井藩の財政の好転と藩民の
意識改革を果たしました。
時代が変わっても、この本質は生きているのではないかと思います。
「国民全員に苦しみという負担をお願いしたい」と言う
どこぞのお方には、まず国民を富ますことが国を富ますことに
なるという方向性が理解できないのでしょうね。
今の日本は資本主義社会と言っていますが、この福井藩がやったことこそが資本主義と言えるのではないでしょうか?
「経世済民」。これを貫いてこそ、経済と言えるのです。
欧州から始まった「資本主義」は個人的資本主義と言えます。
全員が豊かになることはなく、ほんの一握りの権力者が富を増やす。
しかし、この日本において、江戸時代には、三岡八郎や「石門心学」を作り上げた石田梅巌といった方々が作り上げた成功事例としての資本主義がありました。
「倹約と思いやりの両方を大切として、国全体を富ます」
これを私は「共存的資本主義」といっています。
詳しい話は、フェースブック(高柳昌人)の中でお話ししていますのでご興味があれば覗いてください。
今日は、いつもと違うクマが出て参りました。
クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。