不安や悩みは大きなストレスになる
おはようございます。
今日も寒いです。
全国的に雪が猛威を振るっています。
体が冷えると、ストレスが溜まりますのでご注意くださいね。
また、不安や悩みががあなたの心を閉じ込めて、まだ大丈夫と
思っているうちに、大きなストレスになっていることもあります。
ストレスを溜め込まないようにこんな話をしましょうか。
「放下著(ほうげ/じゃく)」という言葉があります。
この言葉は、趙州禅師の言葉として残っています。
ストレスを抱え込んでいる方を見ますと、肩に力が入って、
拳を握りしめている方が多いように見受けられます。
まるで何かを必死に掴んでいるかのようです。
掴むことでますます不安が増すことが解らないんですネ。
あなたも、お化け屋敷に友達と入って、
後ろからお化けが急に現れたとき、
思わず友達にしがみついたり、
相手の服を握りしめたりしたことがありませんか?
われわれって何か怖くなり不安になったとき、
何でもいいから支えとなるものを握りしめる癖があるかのようです。
放下とは、字のとおり、下に放すということです。
著は、この字自体には意味がないのですが、前の字を強調する字です。
わたしの以前のブログで「横に置く」ことをお話したことがありますが、
これも同じ意味です。
手に握りしめて後生大事にしていること、大事にしているものを
パッと放して見てください。
不思議なことですが、握りこぶしを緩めて手を開きますと、
体中の強張りがスッと消えていくのを感じることでしょう。
地球には重力がはたらきますよネ。
手を開くと、重い重いと思っていたことから順番に下に落ちていくんですネ。
だからこころが軽くなる。
本当になくしてはならないものだけが、あなたのこころに添って残ります。
「おもてなし」と言う言葉があります。
これは、自分が持っているもの、持っていることを
相手に差し上げるということに他なりません。
これはあなたの手からさしあげること、ものを放すということです。
これは執着することと反対の作用です。
常に相手をおもてなすことを考え、実行することは、
自分の執着心を捨てることになるのではないでしょうか?
ストレスで自分が苦しいと仰る方は、もしかしますと、
自分のものだと執着して手放そうとしていないのではないでしょうか?
固く固く握っている拳をゆっくりと開いて見てください。
今日はここまでお読みいただきありがとうございます。
クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。
今日のお話は、2018年2月に幻冬舎から刊行した本に記載した内容です。
これをベースにして、「なぜ思うようにいかないのか?…明日が見えない…今後の人生に自信が持てない…とお悩 みの方へ」
Zoom『喜べる今と未来をつくる@人生10倍改革実践講座(仮称)』
を2月に開講します。
詳細については後日、改めてお話ししますのでお待ちいただければ幸いです。