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明日9月23日は、二十四節気「秋分(しゅうぶん)」七十二候、第四十六候、 「雷乃収声(かみなり/すなわち/こえをおさむ)」

 

おはようございます。
明日9月23日は、二十四節気では、「秋分(しゅうぶん)」です。
秋分を迎え、朝夕はめっきり冷え込む日が多くなりました。
秋のお彼岸ですのに、田舎の墓参りにもいかない親不孝者です。

朝日映う

葉に宿し露 集めきて

ちちははに供ふ

(父母への感謝をこめて:球磨記)

七十二候では、第四十六候、

「雷乃収声(かみなり/すなわち/こえをおさむ)」

となります。

今年の夏も異常気象で、急な雷に何度、

身を竦めたことでしょう。
その雷も秋の清々しさに気を

落ち着かせるのでしょうか?
ちょっとしたことで雷を落とすことも

なくなってくる候です。
クマも人生の秋を迎え、ちょっとしたことでは

雷を落とさないようにと思ってはいるのですが、

周りからは毎日が雷警報発令のように

想われているんだろうナア。

 

今度、雷様がお越しになるのは、

富山で「鰤起(ぶりおこ)し」と呼ばれる雷様です。
寒ブリが来たぞ!!と勢いよく教えていただく、

有り難い雷様です。
さて、空を見上げてみてください。
雲の形も入道雲から鱗雲(うろこぐも)へと

変わってきています。

 

さあ、食欲の秋です! (何の脈絡もなく、ゴメンナサイ。)

クマは大eat中なのです。もとい、ダイエット中なのです。
だから、頭の中は食べ物の妄想だらけなのです。

何もかもが活き活き、キトキトとして美味しくなる季節。

 

妻が昨日、栗を茹でて、一つひとつ皮を取り、

擂り鉢で擂って、栗のお菓子を作ってくれました。
御昼過ぎには30個ほどの栗きんとんができたのですが、

「まずは仏様に!」「一日おいたら、しっとりと馴染むから、

今日は食べちゃダメ!!」などと、クマに意地悪をしました。

 

でも、クマは妻には弱いのです。
でも、一日待って妻の雷のような声も収まったようなので、

今日のお八つに食べよ。きっと、美味しいだろうナ。

 

追伸、昨日の夜、妻が最後の梨を使って、梨のコンポートを作ってくれました。
赤ワインで梨を煮て、アイスクリームをノッケてくれて。
ヾ(@^▽^@)ノ  o(^▽^)o  о(ж>▽<)y ☆
言葉にならない美味しさ!
明日は白ワインでコンポートを作るって言ってた!
わーい、わーい。
でも、ワインはどこから持ってきたんだろう?
もしかして、クマのカーヴから?
ゲゲッ。妻はエチケットなんて読まないゾ。
それどころか、エチケットなんて持ち合わせていないゾ。
(エヘッ! エチケットとエチケットをかけた。)

なんて言ってる場合じゃない!

<時候を表わす季語>

 

この時期は、お彼岸ですから、

喫茶店が流行ります。
皆さん、パーラー、パーラーと

仰いますから。
ちょっと度が過ぎましたかね?
『般若心経』の最後の言葉の一節として、

「羯帝羯帝波羅羯帝(ぎゃあてぃぎゃあてぃはらぎゃあてい)

(往き往きて、彼岸に往き、)

波羅僧羯帝(はらそうぎゃあてい)」

と言います。
この波羅をパーラーと発音し、

彼方、彼岸と言う意味になります。
彼方の岸が理想郷、天国なのです。

 

この言葉を意味する「後の彼岸(のちのひがん)」、

「秋彼岸(あきひがん)」が季語と

前候でも言いました。
彼岸は年に2回ありますから、

春の彼岸を単に「彼岸」、

秋の彼岸を先ほどのように言います。
また、大切な季語として、「爽(さわ)やか」を

お話しなければならないでしょう。
現代は五月の空気が澄んだ頃にも爽やかと

使う方がお出でですが、本来は、秋の季語です。
さわさわと風が心地よく肌を撫でる様子が

「さわさわ」と表現されます。

この感覚は蒸し暑い夏を経験したからこそ

得られる感覚なのではないでしょうか?
だから、「爽やか」は秋の季語なのです。

単衣着し

肌さやけしや

夏の終 (球磨記)
<時候を表わす色>

 

海神(わだつみ)の国、日本としては、

「楊梅色(やまももいろ)」を

忘れてはいけないでしょう。
漁師さん達は漁師網を山桃の樹皮から

作った汁でコーティングしました。
とても耐水性に強い染料だったことと、

どこでも採れる山桃の木だったからです。

 

漁師なのに山桃色では恰好がつかないと

でも思ったのでしょうか、中国読みの

楊梅色を字として当てました。
明るい黄褐色です。

 

似た色に「桑染(くわぞめ)」と言う色があります。

楊梅色よりも黄褐色が強い色です。

 

これは、桑の木から作る色ですが、

茶系統が好みであった江戸時代には

「桑茶(くわちゃ)」として流行った色です。

 

今日はここまでお読みいただき、ありがとうございます。

クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。

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