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『莫妄想(まく/もうぞう)』を考える

おはようございます。

まだまだ、コロナが心配の種になっています。

さらにはここのところ、日本だけではなく、世界中で惨い事件が増えています。

こころの闇を誰にも話せず、自分一人で抱え込んで、苦しみ悩み、そして

他者を傷つけることでしか自分を解放する術はないと思い込んでしまったのでしょうか。

今日はストレスを軽減するために何かできることはないかと言う話です。

クライアントから次のような質問がありました。
「クマさん、今回一つの大仕事を完了したんですが、
なんかストレスが溜まりに溜まったって感じなんです。
なにかストレスをなくす方法を教えてください。」

なるほど、誰にでもストレスはあるものですが、
大きな仕事をやり遂げた彼は、
満足感と同時に深い疲労感を持ったんですネ。

クマの経験からしますと、やり遂げた仕事が100%の満足感を持ったとすれば、
ストレス度合いは小さなものだと思うのですが、この彼は深い疲労感があり、
ストレスが溜まっているところを見ますと、
自分の気持ちに添わない方向を抱えたまま、仕事を進めたようです。

ストレスは現代病と言われるようですが、ストレス自体は他者との関係で
成り立つ人間社会であればいつの時代にでもあったのではないでしょうか?

勿論、『清須会議』の時代においても相当のストレスが、
すべての武将にかかっていたことでしょう。

なにせ、織田家の跡目相続の態をなした後見人争いと、
彼らのどちらに就くかで自分の領地が大幅に違ってくると言う会議で、
それまでのように戦という実戦で勝ち取るものではなく、
腹の探り合いで決まる会議と言う物に左右されるのですから、
これはもう大変なことですよネ。

このような安土桃山時代において、同じようなストレスを抱えた人たちは、
どのようにストレスをなくそうとしたのでしょう?

ちょっと禅語を紐解きながら、ストレスを考えていこうと思います。

フウ~、長い前置きになってしまいました。
そのようなときにこのような言葉はいかがでしょうか?

目次

「莫妄想(まく/もうぞう)」

「莫妄想(まく/もうぞう)」という言葉があります。

ストレスはどのようにして生じるものなのでしょう。
自分がいて他者がいる。
これだけでもうストレスが生じます。
目に光が入る。
これだけでも、ストレスが生じます。

我々の周りは、会社においては上司がいれば部下になる人もいます。
部下のストレスが高く、上司はストレッサー(ストレスを生じさせる本(もと))かと言いますと、一概にそうとも言えません。

上司にとってその部下がストレッサーというようなことも多々あります。

金持ちがいれば、そうでもない人がいます。

このような関係において、個々にストレスが生じてくるのですネ。

アダムとイブがエデンにいたときには、ストレスなど無かったのでしょうネ。
なぜならば、何一つ対立するものが無かったからです。
ところが、智恵の実を食べて、自分対○○の形が生じたのです。

比較をすること、もっともっとと欲を持つこと。
これが大切ではないとは言いません。
これらによって、人間社会は出来上がっているからです。

しかし、自分の周りがすべて対立するもの、対立することと考えることは、
自分を疲弊させる結果しか生まないのではないでしょうか?

悩み、苦しみ。
これが原因となり病気が生じることが多いと聞きます。

『莫妄想(まく/もうぞう)』とは、
妄想すること莫れ(なかれ)と言うことです。

他者と対立することで、色々と考え、不安が生じ、悩みが生じるのです。
枝葉末節なことを思い浮かべたとしても、それら雑念からは何の行動も起こり得ません。

人間は行動しないと、ますます自分にのみベクトルが向き、人を悋み、羨むばかりです。

そもそも、苦しむのは何のため、
哀しむのは何のため、
これを突き詰めていってあなたはどのような答えを得るのでしょうか?

「あいつがあんなことを言ったからだ。」
「ぜんぶ、世の中が悪いんだ。」
このように仰った方がおられました。

悲しいことでした。
この方も口から出たこれらの言葉に、一瞬とまどったようでした。

わたしはそのとき、何も言って差し上げれなくなっていましました。
そのように仰るその方が、ただただ悲しくて。
わたしは声もでず、泪を浮かべていました。

その方は、じっとわたしの目を見つめ、大粒の泪を流し始めました。

我々は、差別や区別の中で生きています。
それでも、それが対立する根拠ではないのだと思います。
自分自身の中で対立するこころを持ってしまうが故に生じる悪心だと思います。

何も妄想することなく、こころを相手に向けて、余計なことを考えなければ、
対立してる根源は何かなどと思い悩むことはなくなるのではないでしょうか?
最初から、何も問題は生じていないのではないでしょうか?

一つのことをやろうとすればそのことに徹することで、
少々の問題が生じていても、いつの間にかそんなことすら忘れて、
ふっ切れているのではないでしょうか?

今日は「妄想するなかれ」をお話しました。
ここまでお読みいただきありがとうございます。
クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。

あなたの軸を整える

コロナも少しづつ落ち着き、ようやく少し先が見え始めていますが、これまでの社会状況に戻ることは
難しいのではないでしょうか?

ここからが大きな社会状況の変化が起こると思われます。
どのようにこれから先の方向性を掴んでいけばいいのでしょう。
私から次のご提案をします。

下記をクリックしてご覧ください。
クマこと高柳昌人(向龍昇人) 拝

                ⇩

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