禅語でコーチング「無財の七施」(動画)
あなたは、お布施と言う言葉を聞いてどんなことを想像されますか?
お坊さんにお 金やお米等を施し、仏様に救って頂くことと仰る方がいました。
その通りです。
ただ、このような施しは「財施」、つまり自分が持っているお金や物を差し上げるこ とを指します。
それでは、何も財産を持っていない者は施しが出来ないから、仏様に救われることは できないのでしょうか?
ぞうほうぞうきょう 『雑宝蔵経』と言う経の中で「七種施の因縁」が説かれています。
ここでは何も財産を施さなくとも、あなた自身がいつもの生活の中で何らかの施しを しているのだよと教えて下さっています。
次の七種が温もりの布施です。
1.眼施(げんせ)
2.和顔施(わがんせ)
3.愛語施(あいごせ)
4.捨身施(しゃしんせ)
5.心施(しんせ)
6.床座施(しょうざせ)
7.房舎施(ぼうしゃせ)
さて、簡単に7つを並べましたが、これがなかなか出来ないのです。
一つずつ説明し ていきましょう。
ちょっと長いですがどうぞおつき合い下さい
今日、明日の2日間で「無財の七施」についてお話しします
目次
無財の七瀬
下記をクリックして頂ければ、動画がスタートします。(3分37秒)
クマの本紹介 『クマさんの「接包」コーチング』2018年2月3日 幻冬舎刊
我々は個々では生きていけないのです。集団の中にいて、初めて成長できるのです。
人は人と繋がることで成長できるのです。
大切なことは、すごい人と繋がることではなく、
繋がった人たちとすごいことを創り上げて行くことです。
『季語と色で知る七十二候〜日の本 歳時記エッセイ〜』2019年10月29日 幻冬舎刊
日本が56年前に開催したオリンピックは経済発展の象徴としての
位置付けだったのに対して、今回の東京オリンピックは
全世界が平和であるよう日本を通して知らしめすという
意味合いがあるように思われます。
そうであれば今こそ、日本人が培ってきた文化、歴史、感性を
我々日本人自身がもう一度振り返る時期に来ているのではないでしょうか?
この本で採り上げる「七十二候」には日本人が古来、
連綿と培ってきた心象風景が詰まっています。
現代の我々の周りにはもう既に自然がないのだから
もはやイメージとしても浮かばなくなった景色ばかりだと
諦めてしまう前に、ぜひ自分の周りを一度観てください。
七十二候で言っている風景がもうどこにもないのではなく、
ずっと前からそこにある風景に目が留まらなかっただけかも知れません。
あなたの周りにある景色が活き活きと動いて見えると嬉しいのですが。