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一回失敗したら、もう終わりですか?

クライアントが電話してきました。

「クマさん! もう僕はダメだ」

唐突に、
「この1年、コロナのせいで全く動けなかった・・・」
「このままでいくと、来年は会社が危ない・・・」

確かに、この1年はみなさん、動きづらかったでしょう。

しかし、この方、
「コロナのせい」「動けなかった」とご自分をどこに
置いてきてしまったのでしょう?

もしかして、動こうとしたけれども、うまくいかなくて
「やっぱりね・・・」と言った途端に、他の人が成果を
出していることに方向転換。

こんなことを繰り返してきたんですかね?

「他山の石」という言葉があります。

自分が荒んでいくと、どうしても
他の人が羨ましく見えてしまいます。

でもね・・・

この時にこそ、自分がやったことに焦点を当てて、
なぜ、ダメだったんだろうと、

その方向への進め方、
相手の感情、そして自分の感情を振り返る必要が
あるのです。

せっかく体験したこと、たとえ失敗したことであっても、
その体験したことを次に活かすために、
この振り返りをしない人は、成功することは
なかなか難しいのではないでしょうか?

目次

「成功体験」について

「あなたは、どのような「成功体験」を
お持ちでしょうか?」

このように訊きますと、100人中100人が自分が経験して
良かったこと、結果が出たこと等、成功事例を
こころに浮かべられます。

これらは確かに成功体験ですが、クマなんか失敗したこと
ばっかりで、成功したことがあまりないのです。

こんなクマは次のように考えてみました。

「クマは失敗ばっかしてきて、いやだけど、
そのときのことを思い返してみよう」

そして、ひとつのことが思い浮かびました。

失敗したことが転機やバネになって、
次の行動に繋がったことがあったなって。

また、失敗したときに、親身になってくれた方の
あの言葉が動き始めるきっかけになってたなって。

これを今、振り返りますと、大きな成功の一歩
だったりしているんですよね。

だったら、失敗を諦めとしないで、
次の経験のための実験として
観ることはできるんじゃないでしょうか?

エジソンの失敗?

エジソンが、1万回の失敗の後、日本の竹を
フィラメントにした電球を作ったとき、
ある記者が質問したことに対しての答えは有名ですよね。

「エジソンさんは、1万回の失敗の後、
このフィラメントを完成されたのですが、
今、振り返って見られてどのように思われるでしょうか?」

これに対するエジソンの答えは、次のようなものでした。
「私は、1万回失敗したのではない。
一つ一つ、これは使えないという結果を
証明し続けただけである」


「1回の失敗が、成功への種子となり、成功への道筋を
立ててくれると思えば、失敗なんざ、屁でもねいやい」

こんな風に、亡くなられた先代の、勘三郎師だったら
笑って言うかも知れませんね。

屁なんて下品な話で尻つぼみとしたくないんで、
ちょいと話を変えましょう。

アンソニー・ロビンズの言葉

アンソニー・ロビンズをご存知の方は多いと思います。
世界一のコーチと言われている方です。
彼がこのように言っています。

「成功している人は良い質問をします。
その結果として、素晴らしい答えを手に入れられるからです」

成功への道筋は、決して楽なものではないでしょう。
しかし、自分の殻に閉じこもらず、

他者への感謝の気持ちと教えを請う姿勢が
成功への道を確固たるものにしてくれる
のではないでしょうか。

失敗そのものも実は成功体験なんだと
言うことではないでしょうか?

成功体験を得るために(方法)

そうは言っても失敗すると落ち込んでしまって
なかなか立ち上がることができないという方のために
いくつかの成功体験が得やすくなる方法をお話します。

まず、あなたは、「成功体験」について話をしようとするとき、
つい、成功したことが浮かばないなんて言っていませんか?
本当にあなたは成功体験をつくれないのでしょうか。

唐突ですが、質問です。
「成功したと思うとき、その成功を
風船の大きさで示してください」

実際にこの質問を何人かの人にしてみました。
面白い結果がでました。
(まあ実験結果と言っても、
10名ほどに訊いた結果ですから、
科学的根拠には乏しいのですが。)

・ 小さな卓球の玉ほどの大きさを示した人。
・ 野球ボールほどの大きさを示した人。
・ バスケットボールほどの大きさを示した人。
・ 手をいっぱいに広げ、ほんとはもっと大きんだけどと言った人。

様々でした。
そして面白かったのは、実生活で成功している方は、
小さい球をイメージされる方が多かったんですね。

あまり、成功を実感されていない方の方が、
大きな風船をイメージされました。

どうしてでしょうか?
わたしの考えですが、実体験、実生活で
成功を遂げられている人、成功を何回もできている人は、
成功と言うものは実体がないもので、

幾つもの小さな成功の積み重ねで創られていく
ものなんだと知っていらっしゃるのではないでしょうか。

コーチングでも、クライアントに大きな目標が出来たときに、
まず、すぐにでも出来る小さな目標から考え、
これを達成してもらいます。

いわゆる、「小さな成功体験」を創っていくんですね。

これの地道な積み重ねが
大きな成功に繋がっていきます。

更に、成功が一つ、二つと重なっていくことで、
変化にスピードが出てきます。
勢いが増すことで、ますます
成功が明確に観えてきます。

また、ここが成功地点だと思っていたところより、
はるか高い地点に到達していることもあり得ます。

あなたも、小さな成功をつくってください。
最後に、小さな成功をつくるために、
ヒントになるかどうかわかりませんが、
こんな風にしてみられるのもよいかも知れません。

1、できるだけ短期間(短時間)で出来るような目標を選ぶ。
2、これを実行してみる。(結果には拘らないでいいですヨ。)
3、誰かに結果を話す。(クマに話すのが良いと思います。宣伝でーす。) ヾ(@^(∞)^@)ノ
4、新しい目標を立てる。

このサイクルを繰り返してください。
きっと、成功するということにのみ焦点が合っている
状態ではなく、

失敗した後に焦点を持つ姿勢も解るようになると思います。
まずは、小さな成功から。

結芽創造研究所 高柳昌人

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