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我々がすごいなと思う人にも不安はあるのです…

おはようございます。
自分に勢いがあり、成長しているときでさえ、われわれ人間には不安がいつも頭を擡げてきます。
こんなお話です。

クライアントの方でこのような方がいらっしゃいました。
営業をなさっており、毎回同じように目標を立てて臨むのですが、何か同じような結果でした。
そこで、クマと一緒にコーチングを始めました。

半年後には、部署でもトップ3の売り上げがあがるようになりました。
その方は、クマにコーチングを受ける前と比べて売り上げが急に伸びたものですから満足されているんですネ。

しかし、クマから観ていますと、この方、もっと売り上げが伸びてもいいのにと思っていました。

あるとき、この方にこう訊きました。
「Eさんは、ここのところ売り上げがここまで伸びていますが、このことについてどのように思われますか?」
「クマさんにコーチングを受けるようになって、売り上げが伸びたことは自分でも驚いています」
「はい」

「私には、ここまでの売り上げがとれるようになったことは信じられません」
「そうですか。ちょっとクマが話をしてもいいですか?」

このように訊いて次の質問をしました。
「Eさんは、今、何か不安なことがありますか?」

しばらく、Eさんは黙っていました。
クマも黙って待っていました。

しばらくして、「クマさん、私、これまでずっと課長からお前は何でそうなんだ。○○を見ろ! あいつ位の売り上げをいっぺんでもあげてみろ! とずっと発破を掛けられていたんです」

「クマさんのコーチングを受けてから、自分でもいろいろ考えるようになって、気が付いてみたら、課長が私のことを他の連中に手本にしろと言っているんです」

「そうなんですか。それで・・」
「怖いんです。課長が私を褒めているのは成績が上がったからで、元のように成績が下がってしまわないかと不安なんです」「不安なんですネ」

このような会話でした。
この後、Eさんと次の話をしました。

○現状でのEさんと周りとの関係、Eさんが今、うまく機能していると思うこと。

○半年前のEさん(の環境)を今のEさんから観て思うこと、変わったと思うこと。

○これからうまくしていきたいと思うこと。

これらについて充分に話していく過程で、Eさんは不安な気持ちがあること自体を受け入れ、それをクリアにするために何をしていくのかについて考え始めました。

また、売り上げを上げることだけが目的ではなく、自分の商品を相手に使ってもらい、そのお客さんに喜んでもらうことが自分のモチベーションになっていることに気がつきました。

このEさんの例にあるように、われわれは自分が滞っているときだけではなく、前進しているときでさえ、不安が沸々と浮かび上がってくるものなんですね。

現状を明確に(クリアリング)することで、不安を後ろに隠すことなく、受け入れることができれば、次のステップを踏むことができるのだとわたしは思います。

今日はここまでお読みいただき、ありがとうございます。
クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。

*追伸:このような話を下記の無料トライプログラムで詳しくご覧ください。

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