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今、心が重いと思っているあなたに

おはようございます。
今日は、クマのクライアントになられて数年経ったkさんが
クライアントになられて3ヶ月が経過されたときの会話から始めます。

「Kさん、コーチングを3ヶ月、わたしと一緒にやってきてどうでしたか?
今日はちょっと振り返りをしてみましょうか。」

「クマさんにコーチングを最初にお願いしたときは、
課長への昇進を部長から言われたばっかりで、
これまで自分のことしか見ないで頑張ってきたのが、
今度は部下の方を見ることが仕事と急に言われても・・・、
とどうしたらいいのか分からなくなっていました。」

「それで、クマさんを先輩から紹介していただいたのですが、
コーチングってよく解らなかったので、どうしょうと思いながら、
クマさんにお会いしたんです。」

「そうでしたか。それで、わたしにとりあえず
会ってみて、どうでしたか?」

「コーチングのことは何回か他のグループで参加していたので、
知っていたつもりでしたが、なんかスキルを使って相手を
誘導していくと言うイメージがして、僕にはどうも馴染めなくて・・。」

「そうでしたね。Kさんと最初にお会いしたとき、
わたしに何か挑みかかってきそうでしたよ。」

「だまされないぞ!! と、心で思っていたんでしょうね。」

「Kさんは、わたしに騙されたんですか?」

「いやいや、それどころか、自分がこんなに
軽くなれるなんて思ってもみませんでした。」

「どんなことからご自分が軽くなったと感じられたんですか?」

「最初に、クマさんが課長職って重く感じるでしょう、
と仰ったとき、ほんとに重荷に思っていたので、
自分の中にあるものをすっかり話してしまいました。」

「わたしは頷くだけで、Kさんが一人で
小一時間もお話になられたんでしたね。」

「そうです。そして、もう話をすることが
浮かばなくなってきたなと思ったとき・・・、

 

目次

あなたが背負っているものを一旦、横に置いてみる

例のクマさんの決め台詞!
「いろいろなことをお話いただきましたが、
ちょっとお話を整理させていただきたいのですが。」

「そうそう!」

「今、お話いただいた事を、すべて一旦、
Kさんの横に置いてください。」

「でたァ!!」

「あの、横に一旦置くと言う言葉を聞いたとき、
ヘッとなって、なんか急に身体が軽くなったんですヨネ。」

この後も話は続いたのですが、話はここまでにしましょう。
さて、Kさんが軽くなったのはなぜでしょうか?

Kさんが自分が抱えていたと思っていた心配事が、
実は何の実体もなく、Kさんが勝手に作り出して
いたことだったのですネ。

あるいは、微かな実体があることをKさんが
想像の中で大きくしてしまったことだったのですネ。

そして、一旦、横に置いてと言ったときに、
その実体をKさんは感じたんです。

(重荷と思っていたことが、主に実体のないことだった。 (・・;) )

この後、3ヶ月かけて、Kさんが課長職として実際に
考えなければならないことを一つひとつ
検証しながら話してきました。

Kさんの、現時点での結論は、
「部下のために私は何をしてやれるのか?」

このことを常にこころに持つと言うことでした。
これは、各人でそれぞれ違って良いことですし、
Kさん本人も、これからも行ったり来たり、
左に行ったり右に行ったりと
考えが変わるかも知れません。

それでいいのです。

人間は常に変化をしていますので、
そのバランスの中で動くのは当然です。

バランスがとれている状態とは、動かないことではなく、
ブレながらそのときの一番良い状態にあることだと思います。

大切なのは、変わっていく自分を信頼することです。
そして、部下(相手)の方向を観ていてあげることです。

だから、ちょっと重いなと思ったときには、
その荷物をちょっと横に置いてみてください。

きょうはここまでお読みいただき、ありがとうございます。

クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。

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