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梅子黄(うめのみ/きばむ)

今朝はさっきまで雨が降っていたのですが、

だんだんに青空になってきています。
そろそろ、関東では梅雨入りのようです。

あと1週間もすれば、夏至になろうと

するこの季節、梅ノ木の梅の実が

大きくなり、色も見る間に
黄色くなってきます。

梅雨景色の中でも梅の実が黄ばんで

いく様が、きれいな風情です。

 

さて、梅の雨と書いて、梅雨(つゆ)。
梅の実が黄色く熟してくる頃に

降る雨ということで、「つゆ」とか

「ばいう」とか言います。
また、この季節は黴(かび)が生え

やすい季節でもあるので、「黴雨

(ばいう)」と言ったりもします。
皆さん、身体に黴が生えないように、

心身を磨きましょ。

梅の実の

色深まりし

雨水いただき(クマ:お粗末)

 

今年は案外と空梅雨ですが、徐々に、

関東も梅雨に入ってじっとりと、

我々人間も雨に浸かってきます。
人は雨が続きますと、精神的に下向き

になりがちですが、梅は違います。
梅を焼酎に漬け込んでおきますと、

段々に円やかになります。
梅酒もじっくりと浸かった10年もの

なんて美味しいですヨネ。
これをグビッと。おいっしいです。

 

デモね、クマは酒といえば、

日本酒が好きです。
この季節のアテとすれば、

海鞘(ほや)がおいしいですよね。
新鮮な物でなければすぐに味が

変わってしまいます。
できたてのホヤほや。

って違う。(;^_^A

 

やっぱり、ホヤがおいっしいです。
今日は海鞘を食したい。

「ホヤホヤ!」
*「ホヤホヤ!」とは福井弁で

「そうだそうだ。」と言う意味です。

 

閑話休題、
東京の方は山王さんに行かれた方も

おいででしょう。
ちょうど今頃が、山王祭りです。
明治以降、日枝神社と改名されました

が、江戸城を作った太田道灌が

日吉山王権現を祭ったことに始まる

由緒ある神社です。

 

山王権現は、大山咋神(おおやまくい

のかみ)をご祭神として、江戸城の鎮守

として、代々の徳川将軍家からの

崇敬を集めていました。

 

明治に入り、日枝神社と改名され

ましたが、一般的には今も山王さんの

名で親しまれています。
江戸時代、3将軍家光が産土神

(うぶすなかみ)として崇敬し、

 

江戸城に勇壮な山車を入れたこと

から、同じく江戸城に乗り入れが

許可された神田祭りの山車ととも

に天下祭りと言われたそうです。

6月15日を中心に7日から17日

が、祭禮の時期でした。

 

そうそう、16日は、「和菓子の日」

だったのです。
平安時代の中期、9世紀に、疫病が

蔓延しました。
この疫病を抑えるために、時の天皇・

仁明天皇は改元し、「嘉祥(かじょう)」

とし、神前に16個の菓子や餅を供え、
厄病除け、健康招福を祈ったことに因み、
江戸時代に6月16日をこの日とし、

嘉祥菓子として食する習慣が

出来たとのことです。

 

このしきたりを昭和に入り、

「和菓子の日」としたのだそうです。
こう言っている間に、妻が炭を入れた

のでお湯を沸かすから、もう少し

待ってネ、と優しい言葉が

かかりました。

 

正座できるかどうかわかりませんが、

今日は、民の為に改元と言う大行事を

なさった仁明天皇を崇め、妻の点てて

くれるお抹茶と主菓子を皆さんの

健康をお祈りしながら、
いただこうと思います。

クマこと高柳昌人(向龍昇人)でした。

 

追伸:このようなことをセミナーにしてみようと思い、

6月12日にZoom体験講座を行いました。

おいでいただいた方々には楽しんでいただいたようです。

 

また、近々体験講座をしようと思いますので、

楽しみにお待ちください。

 

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